相続した家を売るときの費用
2026年01月10日
相続した家を売るとき、売却代金を得られますが、その一方で、支払う費用や税金があります。
その代表例は以下の通りです。
・仲介手数料
・ホームクリーニング費用
・印紙代
・譲渡所得税
費用の概要や、金額の目安について詳しくみていきましょう。
||仲介手数料||
家の購入者を、不動産会社に仲介してもらった時に発生する費用です。
成功報酬のため、買主が決まったタイミングで、仲介した不動産会社に支払います。
仲介手数料については、宅地建物取引業法で上限が決まっています。
上限については、売却金額に応じて異なるので注意しましょう。
売却金額 仲介手数料の上限
200万円以下 売却価格の5%×1.1
200万円超え〜400万円以下 売却価格の(4%+2万円)×1.1
400万円超え 売却価格の(3%+6万円)×1.1
万が一、上限を超えるような仲介手数料を請求された場合は、必ず確認しそのまま支払わないようにしましょう。
||ホームクリーニング費用||
水回りやエアコンなどを含む室内全体の清掃を、専門業者に依頼した時に発生する費用です。
ホームクリーニングを依頼するメリットは下記2点です。
・自分で掃除をする時間がなくても、家を綺麗にできる
・自力では掃除できない場所や落とせない汚れを掃除できる
そうすると、
・内覧時に購入希望者に良い印象を与えられるので、成約しやすくなる
・値下げ交渉をされにくくなる
などのメリットのメリットが得られるでしょう。
ホームクリーニング費用の相場は、ワンルームでは15,000〜30,000円程度です。
||印紙代||
売買契約書を作成する時には印紙を貼り付けます。
その貼り付けする印紙の代金のことです。
金額は契約金額によって異なりますが、令和9年3月31日までに売買契約書を作成する場合は、軽減措置があります。
売買金額 本来の税率 軽減税率
10万円超え〜50万円以下 400円 200円
50万円超え〜100万円以下 1,000円 500円
100万円超え〜500万円以下 2,000円 1,000円
500万円超え〜1千万円以下 10,000円 5,000円
1千万円超え〜5千万円以下 20,000円 10,000円
5千万円超え〜1億円以下 60,000円 30,000円
1億円超え〜5億円以下 100,000円 60,000円
5億円超え〜10億円以下 200,000円 160,000円
10億円超え〜50億円以下 400,000円 320,000円
50億円超え 600,000円 480,000円
||譲渡所得税||
家を売って得た代金に対して課される税金のことです。
家の売却代金から費用を差し引いて残る、不動産譲渡所得がある場合だけ、譲渡所得税は発生します。
差し引きをして不動産譲渡所得がゼロになる場合は課税はされません。
計算方法は以下の通りです。
・不動産譲渡所得=不動産売却価格ー(取得費+売却時の費用)ー特別控除
※売却時の費用は、仲介手数料や印紙代、登録免許税が含まれます。
また、相続した家を売るのが相続開始日から3年10ヶ月以内であれば、支払った相続税の一部を取得費に含めることが可能です。
いかがでしたか。
相続した家を売るときの費用について解説しました。
基本的な知識を身につけておくと、損をしたりトラブルなどもなく売却が可能です。
ぜひ相続財産を有効活用していただければと思います。
