2025年上/不動産市況・中古マンション
2025年09月20日
前回は新築マンションに着目しましたが、次は中古マンションの市況について見てみましょう。
||2025年上半期(1~6月)の首都圏全体の成約件数||
前年同期比で+27.3%ととても上昇し、成約価格は+4.4%、成約㎡単価は+6.3%といずれも上昇。
㎡単価は62ヶ月連続で前年同月を上回りました。
しかし東京都以外の3県では価格が下落する月も見られます。
詳しくエリア別に見ると、
東京都が10,512件 → 13,363件(+27.1%)
神奈川県が4,322件→5,712件(+32.2%)
埼玉県が2,144件 →2,792件(+30.2%)
千葉県が2,248件→2,608件(+16.0%)と、千葉県以外は20~30%の大きな伸びとなっています。
||東京都のみ首都圏中古マンションの成約価格は上昇||
一方で、成約価格はエリアごとに異なる動きが見られます。
首都圏全体では4,891万円→5,107万円(+4.4%)と上昇したものの、
都道府県別に見ると
東京都が6,090万円→6,596万円(+8.3%)
神奈川県が3,958万円→3,762万円(▲4.9%)
埼玉県が2,964万円→2,867万円(▲3.3%)
千葉県が2,908万円→2,810万円(▲3.4%)と、東京都以外はすべてマイナスです。
いわゆる「都心回帰」の状態にあります。これまで上昇を続けてきた中古マンション価格ですが、東京都以外は価格の調整局面に入っているのかも知れません。
||成約m2単価も東京のみ上昇||
首都圏全体では76.6万円→81.4万円(+6.3%)ですが
東京都が101.9万円→112.7万円(+10.6%)
神奈川県が58.9万円→56.9万円(▲3.4%)
埼玉県が43.4万円→42.6万円(▲1.9%)
千葉県40.3万円→39.1万円(▲2.8%)と、こちらも東京以外は下落となっています。
||2025年上半期の「首都圏中古マンション」の市況のまとめ||
いかがでしたが。
価格・単価ともに東京以外で下落となったマンション価格ですが、いくつか要因があります。
ひとつはコロナ後にテレワークを縮小する企業が増えたことにより再び都心部のニーズが高まっていることが挙げられます。
また、東京以外の3県では、価格の安い郊外エリアでの取引が増え、平均価格を押し下げていることなどが考えられます。
今後も不動産価格はしばらく上昇傾向にあると言われています。
今後の首都圏の中古マンションの在庫数は、減少傾向にあると言われています。
東京都は、成約の伸びにともなう在庫の減少が価格上昇につながっており、他の3県では、成約件数が増加しながらも在庫は横ばいで、新たに売り出される物件が増えて需要と供給が安定していることを示しています。
