いくらかかる?不動産の相続税について

2022年10月08日

不動産を相続した、という話はよく聞きますよね。

 

相続税とは簡単にいうと、

 

・人が死亡することによって財産を相続した人

 または

・遺贈(遺言によって財産を贈与すること)により取得した人に、

 

相続財産に対してかかる税金のことです。

 

この相続財産に、不動産が含まれます。

 

不動産は、土地・戸建・マンションが該当します。

 

 

不動産を相続したタイミングで、当社にもお客様が相談に来られることもありますが、相続が起きてもしばらくそのままにしているご遺族が多いのもよくあることです。

 

半年くらい経って相談に来られることもありますが、相続の手続きは名義を書き換えたり、税金の申告があったりなど、いろいろと手間がかかるものです。

 

 

今回は、まず、不動産の相続税はいくらぐらいかかるのか、ということについて解説していきます。

 

 

相続税はいくらぐらいかかる?

 

相続した財産から、以下のものを差し引いて、さらに基礎控除額を差し引いた額をもとに、税額を計算します。

 

・非課税財産

・葬式費用

・借金などの債務

 

===相続税の基礎控除額の計算方法===

 

3,000万円+(600万円×法定相続人の数)

 

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例:法定相続人が2人の場合

 

基礎控除額は4,200万円になります。

 

もしも相続財産(課税価格)が4,200万円以下の場合は相続税はかかりません。

 

 

もしも基礎控除額以上の場合、各相続人に法定相続分(※)で割り振った価格に、以下の税率を適用します。

 

取得価格     税率    控除額

1,000万円以下  10%    0万円

3,000万円以下  15%    50万円

5,000万円以下  20%    200万円

1億円以下    30%    700万円

2億円以下    40%    1,700万円

3億円以下    45%    2,700万円

6億円以下    50%    4,200万円

6億円超え    55%    7,200万円

 

 

※法定相続分とは、法律によって決まっている相続を受け取ることができる割合のことです。

(法定相続人は、法律によって決まっている相続人となれる人を指します)

 

 

 

次の記事では、なぜ相続税がかかるのかについて解説していきます。